エム・エス・ケー農業機械株式会社
北海道内全域への高いアクセス性、地理的条件による自然災害の低さが魅力
エム・エス・ケー農業機械株式会社 代表取締役 髙畑 年伸 様
東京都池袋と埼玉県上尾市にあった本社機能を北海道恵庭市に集約
2012年に東京都池袋から恵庭市に本社を移転しました。
それまでは、弊社が取り扱う農業関連機械を保管したり、組み立てたりする技術本社が埼玉県上尾市に、営業系と管理系を統括する本社が東京都池袋というふうに、本社が2箇所に分離されていましたが、東京のビル街の真ん中に本社を置く必要性も乏しく、マーケットからの距離感も離れていったため、集約すべきと判断しました。
集約するにあたり栃木県や埼玉県など、さまざまな候補地が挙がりましたが、最終的には弊社の主力マーケットであり、農業でも日本全国のレベルでかなり先進的な北海道に移転することに決めました。一方で、北海道では大型の農業関連機械が売れ、本州では中小型の農業関連機械が売れる傾向にあるので、配送の面でも大型機械は苫小牧港で荷揚げしてしっかり組んで整備をし、道内各地に配送した方が、一部内地に配送したとしても全体的にみると安いという面もありました。
本社機能を集約したことによるメリットは、経営陣や本社メンバーのコミュニケーションが良くなり、意思決定が早くなったこと、支社・営業所などの現場との距離が近くなり一体感が向上したこと、モノの輸送やヒトの移動の頻度が上昇したことがあります。これは、高速道路のインターが近く北海道内各拠点への陸上移動が容易、新千歳空港が近く各地への空路移動も便利、札幌までJRで約26分という交通の利便性が大きいと思います。
東京時代よりも家賃は安く通勤は快適。自然災害のリスクも低く安心
移転当初、恵庭本社に勤務する社員は約70名(現在は約100名)おりましたが、その中で東京方面から移住した社員は約50名です。当時の様子を聞いた話では恵庭市に移転を決めた時の社員の反応は全員が「恵庭ってどこ?」というイメージがあって驚いていたそうです。札幌なら街から街なので不安は無かったのでしょうが、最終的には家庭の事情があるもの以外は腹を括ったそうです(笑)。
しかし、実際に家族を連れて恵庭に移住した社員からは花のまちづくりを活かした街並みや、質の高い子育て環境など恵庭の住み易さも好評です。どうやら、社員からすると寒さよりも北海道がもの凄く遠いと感じていたようです。ただし、私を含めて、「北海道への憧れ」はあったと思います。自然もきれいで、美味しいものもあり、旅行先でもあるなど、その思いはここに来ても裏切られていません。
東京から来た社員は、恵庭と千歳、新札幌に分散してマンションを借り上げた社宅に住んでいますが、家賃は東京近郊で借りるよりも遥かに安いです。通勤も恵庭市内なら車で5分から10分で通えますし、千歳市からでも20分あれば着きます。新札幌の社宅は電車通勤の社員が住んでいますが、15分でここまで来られるので、東京の時の通勤と比べると楽です。
最後に、恵庭市に移転集約して良かったなと感じていることが2つあります。ひとつは、移転するにあたり、どの地域も一長一短ありますが、恵庭市が熱意を持って迎えていただいた「緑」が、移転を決めた判断材料になっています。おかげさまで、補助制度も利用できましたし。
そしてもうひとつが、自然災害のリスクに対する評価です。地震に対する耐震性が高く用地も広いので、火災などで被害が拡大することもなく津波の影響もありません。大雨が降っても崩れる山がなく台風も滅多に来ません。そのように考えると、恵庭市は自然災害に対する耐性は非常に高いと言えるのではないでしょうか。
エム・エス・ケー農業機械株式会社
- 所在地:
- 恵庭市戸磯193番8/恵庭市戸磯193番14
- (恵庭テクノパーク内)
- 電話番号:
- 0123-33-3100
- 本社所在地:
- 恵庭市戸磯193番8
- 業種:
- 農業機械の販売・修理
農業機械の販売・修理。北海道恵庭市には本社機構があり、北海道から九州まで40の支社・営業所で日本全国を結んでいる。